医療保険のニーズは年々高まってきていますが
介護保険については、そこまで高くは無いのが現状です。
しかし要介護になる状況は意外と身近にあります。
高齢化が進んできている日本社会ですが、
要支援・要介護の割合は75歳からぐっと伸びて、
75~79歳で14%、80~84歳で30%、それ以上で60%を超えます。
90歳で生存している人は女性で48%、男性で24%となっていて
これからも生存率が上がることを考えると、将来介護が必要な人たちの
割合も自然と増えてくるでしょう。
また現在要介護者が介護が必要になった原因を見てみると、
男性の一位は脳血管疾患となっています。
これは脳にダメージを受けて手足が不自由になる例が多いからです。
医療保険で入院中までのケアは確保していても
その後のことはまかなえません。医療と介護の両面から考えるべきでしょう。
また意外と知られていないのが、末期がんで介護認定が受けられる
ということです。余命6か月と診断された時点で介護保険制度の申請が
出来ます。また末期がんだけではなく一部の特定疾病についても
介護認定が受けられる場合があります。
介護保険って高齢者のものじゃないの?ということではなく
身近なものとして考えてみましょう。