マイナス金利の影響

日銀がマイナス金利を導入して約半年が経ちました、

生命保険業界にもその影響が色濃く出てきています。

生命保険には、保障と貯蓄の機能があります( こちらに掲載)。

このうち、金利の影響を大きく受けるのは「貯蓄」の機能が重視された商品です。

終身保険、養老保険、年金保険、学資保険が該当します。

これらの商品は、お客様から多めに保険料をお支払いただき、それを保険会社が運用した結果、将来解約返戻金や満期保険金という形でお客様に還元される仕組みですが、

保険会社は今、お金をお預かりしてもそれを増やすことが出来ない状況になっています。

このため、高い利回りを約束してしまうと保険会社が損をする可能性が高くなります。

これが、マイナス金利が保険商品に影響を及ぼしてしまう理由です。

5月以降、いくつかの保険会社が終身保険など貯蓄性の高い商品の料率改定を行っています。

今行われている料率改定とは、同じ保障の内容でも保険料が高くなったり、返戻率が下がってしまうことです。

料率改定は通常月単位で行われ、

8月1日からもある保険会社の終身保険・長期平準定期保険が料率改定となり、

また、別な保険会社からは「9月に料率改定を行うので、いまの内容で加入できるのは8月いっぱいです」という連絡が来ました。

「あの時入っておけば!」

と悔やむ前に、

生命保険での貯蓄や資産運用をお考えのお客様は、お早めにご連絡を下さい。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です