タワーマンション購入での節税についてです。
今年の10月25日の日本経済新聞の記事で
「政府・与党は20階建て以上の高層マンションについて、
高層階の固定資産税と相続税を引き上げる」という記事が載っていました。
これは、今まで高層階は購入価格が高い割には
税金が安く、購入できる層(富裕層)の間で節税策の一つとして
活用されていた背景があります。
現金のまま持っておくよりも、高層階のマンションを購入して
相続した方が、相続税の金額も抑えやすいということがあり、
固定資産税も取引価格の割には安く済みますが、富裕層しか使えない
節税策として不満の声が高まっていました。
そこで、総務省が検討している新しい評価額の仕組みとして
高層マンションにおいては
高層階→段階的に評価引き上げ
中層階→現行と同じ
低層階→段階的に評価引き下げ
という風に考えているようです。
固定資産税は建物の評価額で計算されるため、その「評価額」を調整
することで、課税調整するようです。
方針の段階で決定ではありませんが
節税としての購入を検討している方は注意が必要かもしれませんね。