札幌にある法人向け生命保険が得意な保険代理店(株)ぶらんけっと のブログです。
前回の記事 で、決算対策で生命保険に加入する場合の、全額損金と半額損金の商品性について触れました。
おさらい
全額損金 半額損金
・商品種類 少ない 多い
・保険料 安い 高い
・返戻率 60~80% 80~100%
・解約最適時期 5~10年程度 4~20年超まで幅広い
ここで、もう一つ考えるポイントとして大切なのが、
「解約時の課税」
です。
ざっくりと言うと、
・全額損金の保険→解約返戻金は全額利益(雑収入)
・半額損金の保険→解約返戻金の約半分が利益
となります。
つまり、同じ額の返戻金を受け取っても、全額損金の保険の方が利益が大きくなるということです。
この特徴を上手く活用するために、お勧めしたい保険加入の方法が
「全額損金と半額損金を組み合わせて加入する」
です。
全額損金の保険と、半額損金の保険を組み合わせて走らせておきながら業況を見て、
・利益が欲しいときは、全額損金の保険を解約(減額)する。
・利益はあまり出したくないけどCASHが欲しいときは半額損金の保険を解約(減額)する。
というように、お金の引き出し方を分けて使うことが出来ます。
数年先の見えない業況に対して、利益とCASH、いずれの不足にも対応できる方法として、
「全額損金と半額損金の保険を組み合わせて加入する」
ということをお勧めしたいです。