今回は変額保険についてお伝えします。
変額保険は通常の定額保険と違い、保険料の一部を投資信託等で運用し、運用結果に応じて保険金や解約返戻金の額が変動する保険です。
運用によっては契約当初の保険金(基本保険金額)より多く受け取れる事も、下がってしまう事もあります。
変額保険には大きく分けて
①変額保険(有期型)
②変額保険(終身型)
③変額個人年金保険
の3種類に分けられます。
どれも運用リスクは抱えている商品ですが、保険としての最低限の機能を持たすために、共通して死亡時の基本保険金額は保障されています。
ただし、満期を迎えた時に受け取れる保険金や解約返戻金は保障されていません。
変動のリスクは契約者自身が負うことになるためご契約の際は十分に商品の仕組みを理解して契約することが必要です。
前回保険料が支払われないと どうなるか、ということをお伝えしましたがこの変額保険についても注意が必要です。
定額保険は、自動振替貸付が適用されると、保障の内容は変えずにそのまま継続されますが、変額保険についてはそもそも自動振替貸付ができません。
解約返戻金がある場合は、自動的に定額の延長定期保険に変更されます。
また払い込み期間猶予期間も月払い・半年払い・年払いによって違いは無く、どれも払込期月の翌月1日~末日となります。
変額保険は運用リスクがあるということ、保険料未払いの後の措置が定額保険と異なることを理解しておきましょう。
リスクを理解したうえで、自分のニーズに合えば、運用結果が楽しみな金融商品の一つになりますね。