遠藤社会保険労務士事務所(札幌市中央区)
事務所データ（2016年5月現在）
・事務所名 遠藤社会保険労務士事務所
・事務所開設 平成18年8月
・代表者 遠藤 英子（特定社会保険労務士）
・住所 札幌市中央区大通西16丁目2-5 endokaikei BLD. 税理士法人エンカレッジ内
・電話番号 011-215-7151
・事務所HP http://endoroumu.com
代表者の遠藤英子先生にインタビューしました。
Ｑ社会保険労務士事務所開業までの経緯を教えてください。
もともとはインテリアコーディネーターの仕事をしていたのですが、夫（税理士法人エンカレッジの遠藤成紀所長）が税理士資格を持っていて将来独立した際に、私が社労士資格を持っていれば業務で支えられると思い、平成11年に資格取得を目指しました。無事その年の社労士試験に合格し、平成16年に夫が税理士事務所を開業した翌年から事務所に入り手伝いをしていました。税理士事務所の職員が増え、業務が落ち着いてきたので平成18年に独自の事務所「遠藤社会保険労務士事務所」を開業しました。
Ｑどのようにしてお客様を増やしていったのですか？
主に税理士法人エンカレッジのお客様から手続きの依頼をいただくことがほとんどでしたが、有難いことにそこからの繋がりで、新しいお客様をご紹介していただけるようになり、ここまで成長することが出来ました。
周りの環境に恵まれていたと思います。
Ｑ得意分野は何ですか？
法人・個人事業主の社会保険、労働保険関係の手続き代行、労務関係の相談業務を主に行っています。
中でも労働時間管理、残業問題についてのご相談が多いので、各々の会社に合った労働条件設定方法をアドバイスするのが得意です。近年、「ブラック企業」という言葉が定着化してきたこともあり、今まで曖昧だった労働条件や、違法な時間外労働を解消したいという企業が増えてきています。
Ｑ労働時間管理、残業問題についてのご相談が多いとのことですが、具体例を教えて下さい。
飲食店で実際にあった例ですが、多い時は月100時間の時間外労働があり、残業代を支払っていない企業がありました。5年ほどかけて現在では時間外労働は約半分になり、残業代もきちんと支払われるようになるまで、改善することが出来ました。
改善されないままだと、多額の残業代を請求されてしまったり、それが引き金となり周りにも飛び火してしまうなど、様々なリスクが考えられます。
多大な時間とコストのかかる事なので、経営者側にとっては痛みを伴いますが、メリットもあります。労働条件が改善されたことで、助成金を受けられたという企業があります。根気強くやり続けることで、良い方向に進んでいただけると思います。
助成金については、助成金ありきの提案をするのではなく、就業規則や労働環境を整えることで申請が出来る助成金があるといった、企業側のメリットとしてお伝えをして申請のお手伝いをしています。
終始なごやかなムード
笑顔がステキな遠藤先生
Ｑお仕事をする上で、気をつけていることは何ですか？
相談を受ける際、経営者が従業員に対してどのような考えを持っているかをしっかりとヒアリングし、各々の会社に合ったご提案が出来るように心掛けています。
例えば、労働基準法等の法律的知識が十分ではない経営者の方に対して、頭ごなしに法律の話をしても相手の方には伝わりませんので、「このままの状態が続くとどういった悪い影響が出るか」を分かりやすくご説明しながら、今すぐに出来ること、今後時間をかけて改善していく点を提案しています。
Ｑ先生を含めてスタッフ皆様が女性ならではの利点はありますでしょうか。
私を含めて3名全てが子育てをしている女性です。子供の発熱などで急に休まなければならなくなった場合や、参観日などの学校行事にも積極的に有給を取ることが出来ます。お互いが同じ立場であるからこそ、分かり合い、助け合える環境にあります。
この環境をそのままお客様へのアドバイスに活かすことが出来て、最近では育休や産休を取られる女性が増えてきています。スタッフ全員が出産経験者である為、経営者や従業員の方に対して、当事務所の事例を交えてお話するなどより身近な立場でアドバイスが出来ています。
Ｑご趣味は何ですか？
ランニングです。昨年はハーフマラソンに7回出場しました。子育てと仕事の両立をしながら、時間を見つけて走るようにしています。
Ｑ北海道の企業へ一言お願いします。
最近は企業の規模に関わらず、従業員とのトラブル事例が増えています。それがきっかけで会社と従業員が対立してしまい、従業員のモチベーションも下がってしまい、企業の生産性も落ちてしまう事もあります。
人手が不足して採用も難しい時代になってきています。職場環境を改善して、会社を強くするお手伝いをさせていただけたらと思っています。
職員の皆様と
柔らかい雰囲気を持ちながらも、芯の強い、仕事に対する熱い思いをお持ちの遠藤先生。女性のみの社労士事務所は札幌でも数少なく、全員が出産経験者だからこそ、成し遂げられる相談業務はこの事務所の大きな強みです。ぜひ遠藤社会保険労務士事務所 へアクセスしてみてください。
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