入院・手術や要介護になった時など、経営者の死亡以外の保障のために生命保険に加入をするときに、
個人契約で加入するのが良いのか、法人契約で加入するのが良いのか。
これは意見の分かれるところですが、
結論は、
「法人契約と個人契約をバランス良く配分する」
ということになります。
法人加入と個人加入にはそれぞれメリットがあります。
○法人加入のメリット
・保険料がそのまま損金に算入できる税務メリット
・社長の給与として出す場合と比べ社会保険料分も節約できる
○個人加入のメリット
・受け取った保障が非課税
・生命保険料控除が活用できる
一方、デメリットもあります。
○法人加入のデメリット
・受け取った保障が雑収入となり法人税等の課税対象となる
・受け取った保障を社長に払い出す際に税務の制約を受ける
○個人加入のデメリット
・会社契約ほどの税務メリットはない
と、いうように一長一短なので、一概に「どちらが良い」とは言えません。
しかも、保険なので将来果たしてどれだけの保障を受けることになるかは全く見当が付きません。
では、どうすれば良いかと言うと、冒頭に書きました
「法人契約と個人契約をバランス良く配分する」
と言うことになります。
その「バランス良く」と言うのも、企業規模や業種・業績、役員報酬の額などによって十人十色となりますので、しっかりと現状の把握を行った上で、
生命保険と会社経営の両方に精通したコンサルタントに保険設計を行ってもらうのが最良の方法でしょう。