大前提として、
古い保険を解約するのは、メリットよりデメリットの方が多いです。
でも、
過去に加入をしていた生命保険を見直そうとして保険の営業マンに相談をすると、かなりの確率で解約をして新しい保険に加入することを勧められます。
理由は簡単で、
保険の営業マンは、新しい保険に加入をしてもらうことで収益を得ているからです。
今お客様が加入している保険の保険料が月々2万円で、
そのお客様の保険料の予算が月々2万円ならば、
今加入している保険を解約してもらわないと、保険の営業マンは相談を受けても「収益0円」となってしまいます。
だから、保険の営業マンは加入中の保険の解約を勧めます。
掛け捨ての生命保険は、若いときに加入をした方が保険料が安く、
貯蓄型の生命保険は、若いときに加入をした方が返戻率が高い、
というのが保険の「常識」です。
でも、保険の営業マンはお客様にいろいろな理由を付けて、古い保険の解約を勧めて来ます。
特に気をつけなくてはいけないのが、
親しい間柄で、信頼してお願いしているときほどそれが起こりうる、
ということです。
生命保険の契約は、解約すると「消滅」といって、もう元に戻すことが出来ません。
私も相談を受ける中で、解約した保険の話しを聞いて「なんて勿体ないことを!」と思ったことが数知れずあります。
もちろん、解約をして切り替えた方がお客様にとってメリットのある場合はたくさんあります、
しかし、保険を見直していく中で
「この保険は良い保険なので是非継続しましょう」
というアドバイスが出来る営業マンが増えると、保険で損をするお客様が減ると、切に思うのです。