確定拠出年金(401K)とは

401Kという言葉を良く聞きますが、一体何なんだろう・・・という方に

改めてご説明したいと思います。

401Kとは、アメリカに内国歳入法401条項に基づく

年金制度があり、それを参考にして日本は2001年にスタートしました。

それに倣って、「日本版401K」とも呼ばれています。

この年金制度とは確定拠出年金です。

年金給付額が決まっているのが「確定給付年金」ですが

毎回の掛金は決まっているものの、もらえる額は運用結果次第というのが

この「確定拠出年金」というわけです。

企業型確定拠出年金への加入数は、2001年には8.8万人でしたが

2012年には440万人が利用している制度に成長しています。

公的年金は、給付を引き下げることや、給付年齢を引き上げることを

検討している中で、「自身の老後を国だけに預けるのは不安」と感じている

方が増加しているのが大きな原因ではないでしょうか。

将来的にみて急激な少子高齢化の進行、金融機関の利率減少、

公的年金の内容見直しなど、不安点が非常に多いです。

そんな中で、自分で運用を決められる制度が注目を集めているわけです。
自分の資産をどのように運用していくかを決められるのが

この制度の良いところです。

 

企業に退職金制度や企業年金制度があっても、結局どのくらい自分が

もらえるのか不明確な部分がありましたが、「自分が運用している」ため

今の時点でどのくらい年金がもらえるか分かるようになっています。

給付の引き下げが行われることもありません

 

ただ注意点としては、運用結果は自分の責任になっていることです。

自分が好きなように運用方法を選択できる代わりに、その結果は

自分次第というわけです。

また老後のための制度なので、基本的に60歳までは原則解約できません。

企業型確定拠出年金は、やるかどうかは会社次第です。

その制度を活用していない会社では、社員は利用できません。

注意点はあるものの、国や企業に縛られない、老後保障として

現代のニーズに非常にマッチングしている制度になっています。

スタートから右肩上がりに加入者数は増えているので、

これから新たに導入していく企業も多いかもしれませんね。

 

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