税理士法人アンビシャス・パートナーズ(札幌市厚別区)

税理士法人アンビシャス・パートナーズ(札幌市厚別区)

札幌市厚別区にある税理士法人アンビシャス・パートナーズは全国でも珍しい「農業専門の税理士」。

「北海道農業の発展に貢献する」という明確な理念を掲げ開業した森下税理士はその熱い思いを忠実に実現させ、ついには今年行われた会計事務所甲子園で日本一に輝いた。

キャンピングカーでの関与先訪問や、女性職員の在宅勤務、事務所に託児所併設などユニークな事務所経営を行い、顧客、職員双方の幸福を追い求める森下所長にお話をお聞きしました。

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事務所データ(2015年12月現在)

・事務所名    税理士法人アンビシャス・パートナーズ

・代表社員    森下 浩

・住所      札幌市厚別区厚別東4条4丁目9-1

・電話番号    011-398-4736

・事務所HP    http://agri-ambitious.tkcnf.com/  

・主な会計ソフト  TKC

・事務所特徴   農業に特化、資金調達に強い、税理士複数在籍、6次化産業支援

 

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森下所長

 

Qこれまでのご経歴を教えてください。

札幌南高校を卒業後、北海道の食や農業について学びたいと思い、北海道大学農学部に入学。同大学院を修了しました。大学の時に学んだのはバイオや生物についてでしたが、直接農家の方々の為になる仕事に就きたいと思い、農林漁業金融公庫(現在の日本政策金融公庫)に就職しました。主に農業融資に携わり、税理士事務所への1年間の出向を含め、公庫には10年間勤めました。最後の勤務の2年間は、農業経営アドバイザーの資格を生かしながら、税理士事務所を営業して回りました。

その時に、農業に力を入れようとしていた遠藤税務会計事務所(現 税理士法人エンカレッジ)の遠藤所長と出会い、平成22年から同事務所で勤務。翌年税理士試験に合格し、平成24年4月に独立開業、平成27年10月に税理士法人となりました。

 

Qなぜ農業専門の税理士になろうと思ったのですか?

公庫で働いていた頃、農家の皆様の悩みを肌で感じました。「自分で確定申告しているこど、これで正しいのか不安だ」といった税務の問題から、「農産物の価格がどんどん下がっているから、違う作物を作った方が良いだろうか」といった経営に関する問題、さらには「父が亡くなると相続税が負担になるので、このまま農業を続けられるか不安だ」というものまで、その内容は実に様々でした。何とかしてあげたいと思いつつも、当時の自分の立場とスキルでは、皆様の悩みに応えてあげる事が出来ず、それが悔しくて農業専門の税理士になろうと決意したのです。

 

Q農業専門の税理士が関与することによって、農家の皆様にとってどのようなメリットがあるとお考えですか?

従来の税理士事務所が行っている数字的なアプローチ以外に、農家の背景まで見て詳細にアドバイスをすることが出来ます。

例えば、生乳の売上高に対して飼料費の割合(乳飼比)はいくらか、一頭あたり何kgの乳が搾れるかなど、一段二段上の話が出来ますし、酪農の動態表や個体増殖計画を作るといったことまで行っていますので、農家の方々と同じ土俵で話せるのはお客様にとても心強いと思います。

農家の方々は通常税理士に対して「こんな専門的な話をしても分からないだとう」というイメージを持っていることが多いのですが、我々は農業の専門用語が出てきてもすぐに分かります。農家の方々から言われるのですが、「税理士の域を越えている」というのが、私の一番嬉しい褒め言葉です(笑)。

そこまで掘り下げて事業計画が出来るので、資金調達も上手くいきますし、助言も出来ます。ここまで農家に対して専門的に関与している税理士事務所は日本にほとんど無いと思います。

 

Qなるほど、農業の専門家ならではのアドバイスが出来るということですね。

はい。他にも、私が6次産業サポートセンターの相談員もしているので、様々な専門家を紹介出来るネットワークを持っているのも大きな強みです。

これは会計事務所甲子園で紹介した実際の例なんですが、あるさくらんぼ農家さんが、さくらんぼをチェリーパイに加工して商品化することを企画したのですが、味を改善するために現役のパティシエを派遣しました。さすがはプロのパティシエです。驚くほど美味しくなり、無事に商品として世に送り出すことが出来ました。情報や人脈を上手に活かして、その道のスペシャリストとの連携を図っていくことが出来るのも強みです。このような活動を通じて六次産業化を支援し、かつ地域の発展にも繋がるのではないかと思っています。

 

Q産業に特化することに対して、確かな手ごたえを感じていらっしゃるようですが、開業当初はご苦労されたのではないですか。

はい、開業して1年後、交流のあった税理士の先生が急病を患い、私がお客様を引き継ぐことになりました。当時は私とパート1名の2名体制でやっていたので、大量の確定申告を前に、寝ずに必死にやっていましたが、間に合うはずもなく諦めかけていました。そんな時、知人の会計事務所が総出で手伝いに来てくれ、何とか期限ギリギリに間に合うことが出来ました。もう感動で涙が出そうでした。人と人との繋がりは本当に素晴らしいと感じた瞬間でしたね。

それからは私が忙しくなり、職員とのコミュニケーション不足を感じていたところに、知人に薦められたセミナーに出席したことで、「従業員満足→顧客満足」という流れがお客様に良いサービスをする為の秘訣だと学びました。朝礼と小まめなミーティングを行うことで、職員の声を直に聞き入れるようにするなど、どんどん体制を変えていくことで徐々に良くなってきたと感じています。今では事務所に来るお客様や同業の仲間から、「職場の雰囲気がいいね」と言われるまでになりました。

今回の会計事務所甲子園で優勝出来たのも、それぞれが通常業務で忙しい中で苦労はもちろんありましたが、職員みんなが協力し合い、絆が深まり良いイベントになったと思います。

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Qお仕事をする上で気をつけていることは何ですか?

お客様により身近に感じていただく為に、コミュニケーションを取ることを意識しています。いくらインターネットが普及しても、やはり「お会いしてなんぼ」の部分があるので、定期的に訪問しています。お客様は北海道各地に散らばっており、私や正職員がキャンピングカーを使い、2泊から3泊かけて北海道各地を回っています。経営状況が傾いてきているお客様には、お会いする以外にも電話で小まめに連絡を取ってアドバイスをします。事務所内では、職員の日報はかかさず目を通し、お客様のやり取りをチェックしています。

 

Q今後事務所をどのようにしていきたいですか?

すでに取り込み中なのですが、会計システムの会社と連携して農業のシステムを開発し、道内全域、将来的には全国進出していければと思っています。

拡大に伴って、子連れ出勤、託児所、在宅勤務、障害者雇用を取り入れたいです。実は事務所内にはすでに託児所を設けていて、お子様のいる女性が活躍してくれています。働きたいのに働けない人が多い世の中ですから、そういった意欲のある人達を大切にしていきたいです。他にも、昼食、夕食が出るなど、家事を軽減して仕事に集中出来るようなサービスも考えています。

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弊社代表の高校・大学(学部も!)先輩です。

 

Qご趣味は何ですか?

キャンプ、釣り、マラソン、スキー、テニスです。基本的に体を動かすことが大好きですね。今年の北海道マラソンも無事完走しました。

 

Q北海道の農家の方々に向けてメッセージをお願いします。

今後、TPPで大変な時代を迎えますが、ピンチと捉えるかチャンスと捉えるかで全く違ってきます。チャンスと捉えれば、出来ることは無限大にあるので、ぜひ我々にサポートさせていただければと思います。共に北海道の農業を良くしていきましょう。

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とても明るいスタッフさんに囲まれた元気な事務所です。

 

森下先生は、普通の税理士であれば知らない農業の知識、農業融資に関する知識、たくさんの引き出しを持っています。農家の方からすると、税務にプラスαをしてアドバイスをもらえるのは、とても満足の出来るサービスだと思います。先生の熱く語る人柄から「北海道農業の発展に貢献する」という強い志が感じられました。キャンピングカーで飛び回る農業専門の税理士、税理士法人アンビシャス・パートナーズ へぜひアクセスしてみてください。

 

 

 

 

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